スポンサーサイト

  • 2017.12.31 Sunday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    ケラケラ わたしらしくをあたらしく

    • 2017.12.09 Saturday
    • 11:02
    [広告] 楽天市場
    • 【中古】 さよなら大好きだったよ/CDシングル(12cm)/UMCK-5423 / ケラケラ / ユニバーサル シグマ [CD]【メール便送料無料】【あす楽対応】
    • 幸せ 〜君が生まれて〜 [ ケラケラ ]
    • 【中古】 ケラケラ / 幸せ ・君が生まれて・ 【CD Maxi】
    • 【中古】バンドピース1473 スターラブレイション by ケラケラ (BAND SCORE PIECE)
    • BP1519 友達のフリ by ケラケラ【RCP】【zn】
    • [楽譜] スターライブレーション/ケラケラ 【オンデマンド】【DM便送料無料】(QH1420スターライブレーションケラケラ)

    ケラケラの大好きな大ファン集まれ〜♪

     
     
     《   翔    エピローグ   》
     
     
     

     窓の外、葉を落とした木々の向こうに、海と夕焼けが広がっている。

     

    オレンジの球体が静かに水平線に降りていく。

     

     

     

    (やはりここから見る夕日は格別だ)

     

     

     

    翔は窓枠に肘を突き、暮れゆく伊豆の海を見ていた。

     

    智と二人、幾度ここを訪れたことだろう。

     

     

    あの夏。

     

     

    遠慮会釈ない強い日差し、寝ころんで眺めた抜けるような青空、白い雲を背景に弧を描く海鳥、ざらつく背中、日に焼けた互いの腕。

     

    思い出を語り未来を語り、無為に過ごした数多な日々。

     

    ……大切な大切な掛け替えのない日々。

     

     

    ― うーん、どんな存在って、もうね、友達とか、家族とか、そんな括りじゃ表せない。『翔』っていう独立した括りになっちゃう ― 

     
     
    イヤホンから聞こえる穏やかな声。
     
    智にとって稀有な存在でいられることに、この上ない喜びを感じる。

     

     

    ― 覚えてる? 翔が泣いたの。あの冷静沈着な翔がだよ? ― 

     
     

    あの日の晴れやかな二人の姿が浮かぶ。

     

    不覚にも涙した自分。

     

    それは、喪失、安堵、執着、祝福、憧憬… 

     

    複雑な感情に理性を掻き乱された。

     

    安心したんだよ。これでもう、智の面倒を見なくても済むからな』

     

    驚いた顔で覗き込む智から、さりげなく目を逸らしてうそぶいた。

     

    何それ、別に面倒なんかかけてねぇしー』

     

    ははは、と明るく笑う智に、

     

    これで良かったんだよ。これで、いいんだ』

     

    翔はただ、頷いていた。

    ふと智の笑顔が途切れた。

     

    …翔、ありがとう。翔がいたから、おれはここまで来れた。翔がいるからこれからも頑張れる。…翔は俺にとって…、えと、何だ? 分かんない』

     

     

    『…分かんないのかよ

    『…大事な人ってことには間違いない』

     

    智は静かにそう言って、翔をぎゅっと抱きしめた。

     

    『……智』

     

     

    背中に回してしまいそうな手をグッと引き戻して、翔は智の肩を押した。

     

    『ほら、タイが潰れるぞ。はは、何だか、アイドルみたいだな。その格好』

     

    智はネイビーのスーツに身を包み、ネクタイ代わりに淡いブルーのシフォン素材のスカーフをフワリと華やかに結んでいた。

     

    だろ? いやだって言ったんだけど、舞子さんと妹が利かなくて…』

     

    でもさ、と翔の肩越し、フロアーの奥を見遣る。

     

    『かずにはあの甘そうなフワフワのクリーム色、めっちゃ似合ってんだよな』

     

    上気した頬を緩めて、愛おしげに目を細める。

    翔が初めて見る表情だった。

     

    そんな顔、するんだな、と胸がチクリと痛む。

    懲りない自分が情けなくて、苦い笑いが不意に漏れてしまった。

     

    『なぁに、笑ってんだよぉ』

    『だから、智もすごく似合ってるってー』

     

    肩を叩きあい、二人でケラケラ笑い合う

     

    智のシフォンのリボンが、ユラユラ揺れて滲んだ。

     

     

    ― おれと翔が知ってればいいの。そ、二人の、20年来の親友としての秘密 ―

     

     

    そうさ、それでいい。智が幸せなら、それが全てだ。

     

     
     
     
     

    数か月前、たくさんの海の絵が並べられていた部屋に今あるのは、壁際の白いソファーだけ。

     

    『−海−』と銘打って開催された智の個展で販売した画集。

    そこに掲載されたインタビュー記事。

     

    編集を拒み堂々とパートナーの存在を明かし、シルエットではあるが二人のフォトも智の強い希望で載せられた。

     

    この部屋でこのソファーで、寄り添う同じ大きさの二つの背中を撮影した一枚。

     

    がらんとした空間に海の香りが流れ、静かにカーテンを揺らす。

     

    この瞬間、智と和也はこの海と繋がる遠い異国の海にいる。

    智が前に過ごした懐かしい南の島に、二人

     

    智、その海は何色だ? 

    見慣れたはずなのに、まるで初めて目にするかのように新鮮に映るだろう?

    愛する人と見つめる空は海は、何にもかえ難いほどに美しく輝いているはずだ。

     

     

    君は、豊かな感性でその感動を取り込み、糧として、更に大きくなるのだろう。

     

     

     

     

    俺は、ここにいる。

     

    何処にも行かず動かず、ここで静かに全てを受け入れよう。

    どんな感情もどんな波紋も、自分自身で受け止め収める大海でいよう。

     

     

    君は海鳥のままで、空と海を自由に飛べばいい。

     
     

    …そして、和也は、光。

     

    太陽であり月であり…

     

     

    時には焼けつくような熱い光を浴びせかけ、時には雲間から優しく淡く包み込む。

    そしてずっと君のそばに在るんだ。

     

    海は静かに横たわり、そんな二つをただ見上げる。

     

    こんな事を言えば、君は、(何それ、意味分かんない) って、笑うだろう。

    目尻を下げて頬杖をついて、耳に心地良い柔らかい声で。

     

     

    智、

    誰よりも大事で、誰よりも、誰よりも君を…

     

     

    堪らず翔の膝が折れた。

    聞き慣れた柔らかい音を零し続けるイヤホンを、そっと耳から外す。それでも、その音はいつまでも翔の中に留まり続ける。

     

     

    翔の震える両手は、きつく閉じた目と歪む頬を鷲掴むように強く押さえていた。

     

     

     

     

    …一分後、大きく肩を上下させ、深い呼吸を一つして、翔は顔を上げた。

     

    感情を消した硬い表情でバタンと窓を閉め、施錠をする。

    バサリとカーテンを引いて振り向けば、部屋は薄闇に包まれ、残された白いソファーだけがふわりと浮かび上がる。

     

    海の絵が完成した日、素晴らしい絵とともに翔の目に飛び込んできたそれと、上に置かれた二人の名残りを残した淡いブルーの毛布。

     

    思わず目を逸らして、絵を讃える振りで智を抱き寄せた。

     

     

    苦い思い出に翔の凛々しい眉は瞬時ひそめられたが、すぐにその表情は消え、淀みない足取りでドアに歩み寄ると、振り返ることなく部屋を後にした。

     

    閉ざされたドアの向こう、足音は遠ざかりやがて全ての音が消えた。

     

     

     

     

     

    …部屋の中、

    闇は徐々に濃く深くなっていく。

     

    晩秋の夕日は瞬く間に海に姿を隠し、部屋の何もかも、記憶も想いも、全てが夜の褥に抱き寄せられて、ゆっくりと、静かで深い眠りの底に沈んでいった。

     

     

    あした、また空に還るために。

     

    新しい光で、その空を美しく輝かせるために。

     

     

     

    空も海も、

     

    ひと時の安らぎを。

     

     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
    終わり

     

    ポチッと押してね?
     

    ケラケラニュース!

     

    今まで黙ってましたが突然ですけど・・・土地管理の方に野良猫に餌付けしないでくださいと注意されまして・・・つい最近、同じ階の人が土地管理の人に通報して芝生にカメラを設置されました。


    通報した人は分かってますけどね


    カメラ置かれたその日から野良猫ちゃんたちが急にすがたを見せなくなりました。


    住んでる所は犬、猫飼ってはダメだけど、うちとお隣で野良猫ちゃん守りますよ!!!


    写真は去年の夏頃の写真です。





    色々と写真撮ってたけどシロちゃんが水槽の上で寝てるすがたが可愛くて好きでしたw

    マルちゃんの一番可愛いポーズw

    後は洗濯機の上で数匹が寝てるすがたも可愛い〜w



    マルちゃんが初めて来たときの写真です。

    とにかくマルちゃんは人影を見ると素早く逃げてましたけど今は寄って来てニャ〜ってうるさいぐらい泣いて来て大変でしたw


    この時は本当にどの猫も小さくて可愛かった〜

    そして最後はバケツ猫シロちゃんw

    シロちゃんはよくバケツで寝てましたよ〜((´∀`))ケラケラ

    去年の夏までは皆威嚇して大変でしたけど今は威嚇しないで逆にスリスリして特にシロちゃん何かスリスリして甘えてきますよw


    今となればいい思い出ですけど・・・もう出来ないのが残念です。

    -----

    スポンサーサイト

    • 2017.12.31 Sunday
    • 11:02
    • 0
      • -
      • -
      • -
      コメント
      コメントする








          

      PR

      calendar

      S M T W T F S
            1
      2345678
      9101112131415
      16171819202122
      23242526272829
      3031     
      << August 2020 >>

      selected entries

      categories

      archives

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM